⑬ 上海入門・豫園(5月3日)
今日は、唯一、丸一日、上海観光できる日だ。「どこへ行こうか!」前夜、いろいろ検討してコースを考えたが、結局、この日行った所は以下の通り。
豫園 → 魯迅記念館等 → 清安寺 → 玉佛禅寺 → 泰康路 → 外灘の夜景
他にも、予定していた所もあるのだが、時間がなくて、結局こういうコースとなった。これでも、かなり忙しかった。
まず、この日の午前中、ゆっくり「豫園」へ行く。昨夜の老街のすぐ北にある広大な庭園だ。ま、上海観光と言えば、とりあえずは「豫園」と「外灘」である。
開園と同時に行った。ぞくぞくと入ってくるのは、やはり団体観光客の群れである。西洋人がとても多い。日本人グループも来ている。日本語のガイドが付いているグループに、つかず離れず、付いて歩き、変に思われ始めたら、別の日本語グループや、英語グループに移動しながら、だいたい全体的な説明は、ほぼ聞いた。
驚くべきは、龍の飾りの説明。塀や門の上に、龍のくねった飾りが乗っていて(写真)、それがとても素晴らしいと思っていたのだが、説明によると、「本当の偉い龍は、5本の爪があります。でも、この龍は4本。だから、これは龍ではないのです。大きなニシキヘビに過ぎないんです!」 だって。
かわいそうに、龍がニシキヘビに格下げだ。だが、ニシキヘビと言えば、「二胡」である。そうか、龍になれなかった、ニシキヘビの悲しみが、二胡の、もの悲しい音色の本質なのか。新しい発見をしたような気分だった。
豫園を出ると、すぐ南の「豫園商城(みやげ物店が集中している場所)」に自動的に入ってしまう。昨夜も思ったが、このあたりの建物は、「千と千尋」に出てくる湯屋そっくりである。そのケバさ、その猥雑さ!開き直った「野卑」の前には、「新天地」に代表されるような、お上品ぶった「スノッバリィ」なぞ、無力なもんだ。
「千と千尋」のアニメでも、普段はおとなしいカオナシが、この俗悪趣味の湯屋では、拝金主義の権化となって、大暴れするシーンがある。日本の現実を見せつけられるようで、見ているのもつらいシーンだ。
で、社会主義も行き詰まっているんだろうか。




























